松山油脂は、1908年、雑貨商として創業し、戦後すぐに石けんをつくりはじめました。当時の石けんは、「汚れが落ちればいい」「泡さえ立てばなんでもいい」というものだったようです。それから50年後の1995年、初めての自社ブランド「Mマークシリーズ」を発売しました。以来、油脂鹸化法(釜焚き製法)と脂肪酸中和法(透明石けんの製法)をコア技術としたモノづくりを続けています。松山油脂は、安全性と環境性、有用性のバランスを満たす、モノづくりを実践しています。 素材と製法に妥協せず、毎日使えるウオッシュ&ケア製品を提案する、これが私たちの仕事です。
ふと立ち止まり、足元を見たときに気づく花の美しさ。揺れる木々の葉の色。風に漂う草花や果実の香り。私たちは、たくさんの植物とともに生きています。ただ見ているだけで、美しさやみずみずしさに心うたれることがある植物は、私たちの素肌をすこやかに保つ有用な成分を持ち合わせています。
安全性と環境性、そして有用性のバランスのとれたモノづくり。
デイリープロダクト(日常品)に求められる品質とは何か。私たち松山油脂は、安全性と環境性、そして有用性のバランスを満たすことだと考えています。
松山油脂の誇り、釜焚き製法。仕上がるまでに百時間。
松山油脂では、ほとんどの石けんを、昔ながらの石けんのつくり方で、釜で石けんを焚き上げる「釜焚き製法」でつくっています。
肌と自然にやさしい石けんは素材選びから。
「松山油脂」の石けん素地は、98.0%の純石けん分と、1.2~1.7%のグリセリン、0.3~0.7%の食塩、0.3%以下の遊離アルカリ・不鹸化物でできています。毎日肌に触れるものだから、使う人の心までが自然に、おだやかになれるものを。そう考えて素材を選んでいます。
目視できる作業を大切に、品質に対するまなざしを深めています。
松山油脂がつくるすべての製品は、幾度かの中間品検査と最終品検査、出荷直前まで続けられる検品により、品質が保証されます。
距離120㎞、標高差1000m。石けんの町から、富士山の麓へ。
松山油脂には東京都墨田区と山梨県富士河口湖町に、ふたつの自社工場があります。天然の油脂と苛性ソーダ、苛性カリを釜でぐつぐつと焚き込み、固形や液体の石けん素地をつくっているのが墨田工場。枠練り製法やクーリングプレスといった伝統的な製法を受け継いでいるのも、古くからの石けんの町にある墨田工場です。
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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