一重孔希は民芸運動の旗手のひとり!会津の自然風土の恩恵を受ける器をつくる。

一重孔希 Ichiju Koki

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一重孔希 プロフィール

1948年 福島県喜多方市塩川町に生まれる
1967年 滝田項一氏に師事
1969年 国画展入選、日本民芸館展入選
1971年 国画展新人賞受賞
1975年 磐梯朝日系、雄国山麓に登り窯を築く
2000年 鹿島神社狛犬・神饌具奉納(鏡石町)

メルボルン等海外も含め、新宿三越はじめ全国で個展多数。
NHK新・日曜美術館にて紹介。

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塩川生まれの一重孔希氏は45年前、民芸運動の旗手のひとりであり、当時会津に築窯していた滝田項一氏に師事。修行時代を経て独立し、会津の自然風土の恩恵を受けながら実用の美をかたどる器を作りつづけています。白磁・青磁を中心に制作する傍ら、陶土で大小様々な形態の羅漢像や狛犬を作っています。つややかさと色気を放つ白磁とは対照的に、羅漢像には修行を耐え抜く鬼気迫る様子が表現されています。その黒々としたあやしさは現代社会の煩悩を呑み込み、世俗のものとは思えない迫力で観る者を圧倒します。

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直木賞作家の早乙女貢氏は「アート’91」で寄稿しています。「陶芸は土と火との闘いである。その闘いに勝つか負けるかで、作品の成否岐れる。その勝負は技法はむろんだが精神がものをいう。精神とは陶芸に賭ける情熱の異常なまでの発酵である。炎と熱の気紛れが生む作品へのイメージを感得できるものは、異常に透徹した心眼でしかない。凡人の偽し得ないところに優れた作品が生じる」