富山県高岡市にて400年を超える歴史を持つ高岡銅器。
今も銅器製造では国内トップのシェアと高度な技術が集積する工芸のまち。
その歴史と伝統を進化させ、新たな境地をひらいた伝統工芸士独自の着色技法がもたらす、唯一無二の発色と質感、深みと趣のある存在感。
Oriiでは、銅をはじめとする金属素材の腐食・錆びという特性を人為的に発生させ、独自の風合い、発色を生み出しています。
青銅色・煮色・宣徳色・鍋長色・朱銅色・焼青銅色・鉄漿色(オハグロ)…
いろいろな技法・薬品の組み合わせで数十種類もの色のバリエーションを作り上げています。
色の発し方(出し方)は先人方が試行錯誤を繰り返しながら研究し、開発してきました。
これら着色技法は、実に利に適った手法で、自然に背を向けず、ブロンズ・真鍮といった、銅合金に自然調和した着色法です。
COPPER PINK
斑紋荒し色
BLUE 斑紋ガス青銅色
COPPER BROWN
斑紋茶褐色
SILVER
斑紋純銀色
BLACK
斑紋黒染色
COPPER RED
斑紋孔雀色
[煮色]
生地を硫酸銅と炭酸銅の混合液の入った銅で煮込み発色させる。
[糠焼き]
生地に糠みそを塗り、バーナーで焼く。糠みその燃えたあとが模様になる。
[鉄漿(おはぐろ)]
日本酒・食酢に焼いた鉄屑などを入れ数ヶ月以上寝かせた溶液を、用途によって2~10倍程度に水で薄め、焼き付け・染め付けをしていく着色で、品物を加熱しながら何度も刷き上げる。
やさしい雰囲気のなかにも凛とした印象をもたらすメタルのカラー。
モダンなのにノスタルジーを感じさせる金属の発色。
Oriiの創りだすメタルのクラフト、マテリアルは、日本の「侘(わび)寂(さび)」にも通じる美意識。
現代の暮らしに溶け込む洗練されたデザインが、あらゆる空間、さまざまなシーンを豊かに彩ります。
共に時を重ね、共に風合いを醸す。
明暗や色調を表す言葉“tone”。
ときに体調や気分を表す言葉としても使われます。
暮らしの中で、日々少しづつ変化する日常。
toneは、無意識に使われ方や場所を変えながら永く使い継ぐ暮らしの道具です。
使う程に素材感を増し、まるでデニムを履き込む様にゆっくりと美しく暮らしに溶け込んでいきます。
「オリイマーブル」は、天然石や天然木と同様の自然な表情と深みを持った銅のタイルです。
壁面全体に施行するだけでなく、一部にアクセントとしても適した素材です。
また、石やセラミックなどの素材と合わせてアレンジも可能になりました。
壁紙やタイルのような、色柄のパターンは無く、職人の手と目によって一枚ずつ発色をさせた、伝統的で新しいマテリアルです。
建物の「顔」を個性的に彩る、世界にたった一つの独創的なサイン。
ショップの雰囲気や会社の想いを伝える看板。
住む人のライフスタイルやこだわりが感じられる表札。
Oriiオリジナルメタルサインは、唯一無二の発色と質感、深みと趣きある存在感が特徴です。
新たな境地をひらいた独自の着色技法とデザインで、訪れる方の印象度をより鮮やかに高めます。
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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